« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »

2008.05.30

ack の MacPorts が公式から p5-app-ack として提供されている

ソースコード検索便利ツール ack の port が MacPorts 公式にあるじゃん。p5-file-next を使う port が他にないか探していたら見つけた。

機能的に全く同じなので MacPortsWikiJP にいつも貼っているものは、ぼくは今後更新しないつもりです。

 % sudo port sync
 % sudo port uninstall ack
 % sudo port install p5-app-ack

とすることを推奨。

それにしても

 perl5.setup		App-Ack 1.82

だけでインストール手続きの記述が済むのか。強力だな。でも、考えてみりゃ configiure && make でも似たようなもんか。

|

2008.05.29

ヒレガスへのインタビュー @InformIT

InformIT に最近「Cocoa Programming for Ma OS X, 3rd Edition」(ヒレガス本 3版)を出した Aaron Hillegass へのインタビューが掲載されてる(英語)。聞き手は Theocacao でおなじみの Scott Stevenson。

内容はやっぱり「Cocoa Programming for Ma OS X, 3rd Edition」についてが中心。てきとうに抜き書き。

  • 読者は C言語にはなじんでるだろうし、Objective-C はそんな難しいものでもないので、さっさと(Cocoa の)デザインパターンの話にはいるよ
  • Objective-C (とCocoa) をすでにある程度身に付けている人も、この本でフレームワークのいろいろな機能を知ることで上達できるよ
  • NSArrayController は(2版から)けっこう書き直した
  • iPhone の開発者にもオススメ
    • でも複数のターゲット・アクションとかちがいもある
  • Perl と Objective-C は似てるね
  • NIBファイルを恐れるな!コードで書きたいと思うかもしれないけど。
  • Cocoa プログラマーになるならいまはイイ時期。iPhone もあるし。
  • WWDC に参加するので声をかけてね。

Perl と Objective-C のところの CPAN = Cocoa という図式はあまりにも意外でしょーげき。言語とライブラリという対比で言えばそうなんだろうけど。

件の書籍は先週届いたので、通勤中に拾い読みしてた。ざっと見た印象としては、Cocoa のいろいろな機能を 10 ページ前後で扱っていく(参考:目次)進めかたで、Interface Builder を使う作業も多め。Cocoa プログラミングを体系的に体験するにはよさそうな感じ。扱う内容が章ごとにまちまちとも言えるので、前から順に読んでいくタイプの人で詰まったときは、おもしろそうなとこに跳んだほうがいいかも。全部こなさないとプログラムが書けないわけじゃないし。

そのうちちゃんとレビュー書くかも。でも今は、新しい荻原本のほうが優先。

|

RubyCocoa 今日のコミット(2008/05/28)

sf.net にバグ報告があがってたので調査。

問題の内容は2点。両方とも RubyCocoa のオブジェクトに KVO の監視を設定したときで

  • setValue:forKey: で値を与えたとき、2回 通知される
  • automaticallyNotifiesObserversForKey: が NO を返すキーであっても自動通知が行われる

というもの。どちらも RubyCocoa の実装のバグ。

直すのはそんな難しくないのだけど、通知とかデリゲートなどの協調するようなのは、テストの用意がめんどいよな。書くけどさ。修正してコミットした(r2022-2023)。rubycocoa-talk に関連しそうな質問があったので「直した」とだけ報告。

array 系の KVC が未修正(未確認。たぶん同じ問題があるはず)だけど、それはまたあとで。(5/29 追記:やっぱり問題だったので修正した [r2205]。バグトラッカーはクローズ)

|

2008.05.11

Rabbit の MacPorts 0.5.6_0.1 (rb-gnome のビルドエラー修正)

Ruby/Gtk による素敵プレゼンテーションツール Rabbit が依存する、rb-gnome の gtk あたりでエラーがでるのに気づいたので対応。 0.5.6_0.1 に。Rabbit 本体はなにも変わっていません。MacPortsWikiJP の PrivatePortfile/rb-rabbit からどうぞ。

extconf.rb にオプション渡さないと make 時にエラーが発生してもステータスが 0 になるなんて気づかなかったぜ。ちゃんと確認しないといかんね。

今は gtk2 の基本セットというか、かなり小さい構成で構築するようになってる。でも poppler とか rsvg とかも使いたいので、そいつらの対応を検討中。ruby-gnome の 0.16.0 は最新のライブラリ群と合わないぶぶんが多いので、いろいろ対処が必要。

  • てきとうに動作しそうな trunk のリビジョンを確認して使うようにする
  • 0.16.0 に必要な修正をする

のどっちかだろうね。今は前者でやってるけど、後者にして debian のパッチを流用したりするほうが実績的に安定するように思うなあ。

|

2008.05.01

Rabbit の MacPorts を 0.5.6 に更新

Ruby/Gtk による素敵プレゼンテーションツール Rabbit の port を最新の 0.5.6 に更新。インストール・アップグレードの手順については INSTALL.macosx-macports.ja を参照のこと。

MacPortsWikiJP の PrivatePortfile/rb-rabbit からどうぞ。

|

« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »