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2008.09.28

rb-rcairo(rcairo)のportsを1.8.0に更新

グラフィックスライブラリcairoのRubyバインディング、rcairoの新しいバージョン1.8.0がでてたのでMacPortsのPortfileを更新してコミットしました。

直接rcairoとは関係ないですが、cairoのAPIで廃止になったものがあるのでPangoを使ってる人はupgradeしたほうが良いです。とりあえず手元ではpango 1.22.0で問題なく使えています。

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2008.09.27

MacPortsのPortfileの簡単なチュートリアルを書いた

だいぶ前に約束していた、野良Portfileの書き方についての簡単なチュートリアルを書いて、MacPortsWikiJPにページをつくりました。遅くなってしまってスミマセン。

「なんか難しそう」「自分でmake installすればいいし」と言わずにぜひトライしてみてください。パッケージ管理システムはパッケージの数がそろってなんぼなので、もっとPortfileを書く・メンテする人が増えてほしいのですよ。

チュートリアルはcvsutilsを題材にしました。 cvsutilsは、

  • 依存プログラムがない(Perlはシステムにあるから無視できる)
  • configureやinstallにオプションが不要(MacPorts暗黙のもので充分)
  • 現在、本家にパッケージがない

というあたりがナイスだと思う。

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2008.09.24

Cocoa勉強会 九州 発足

今まで関東と関西で活動していたCocoa勉強会ですが、このたび九州の勉強会も発足することになりました。

11/29(土)に、福岡市でキックオフミーティングを開催します。 お近くの方は気軽に参加してくださいねっ。 都合つけて、自分も行ってみる予定(プチ旅行も兼ねて)。

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2008.09.11

RuntimeBrowser 0.91、なんとiPhone対応

Cocoaのランタイムからクラス情報を表示するアプリケーションの老舗、RuntimeBrowserがGoogle Codeに移って復活していた(Project Builder形式のコードが昔にリリースされてそのままだったのを、誰か引き継いだっぽい)のは知っていたのだけど、最近objc-language MLに新バージョンのリリースアナウンスが流れてた。

なんとiPhone対応とのこと。

AppStoreとおしたら絶対アウトだろうねえ。。。 それ以外にもいろいろダメだろうけど。

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2008.09.09

MacRuby 0.3 リリース!

LeopardのObjective-C 2.0ランタイムを活用したRuby 1.9実装のMacRubyの新しいバージョン、0.3がリリースされました。 今回の目玉はHotCocoaかな。

自分はML眺めてるだけでなんもしてないけれど、バグレポートなど大歓迎なのでどしどし使ってみてください。

RubyCocoaもひきつづきよろしくお願いします。

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2008.09.07

ときどきDockとかSpacesが応答しなくなるときの対処

またなったので、対処方法をメモ。

  1. QuicksilverからiTermを起動(Terminalは別Spaceで使えないとき)
  2. Dockのプロセスをkill -HUP
  3. (場合によっては)SystemUIServerのプロセスをkill -HUP

これでたいてい直る。予備のターミナルアプリがあると、なにかと便利。

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Rabbitまわりのportを整理

本体とは別に、依存プログラムをいろいろメンテナンス。

  • rb-rttoolを公式に(rabbitのリポジトリからは削除)
  • rb-htreeを公式に、ついでに0.7に更新(rabbitのリポジトリからは削除)
  • ruby-gnome2の0.17.0がリリースされたので更新
    • rb-glib2, rb-atk, rb-pango, rb-gtk2, rb-rsvg, rb-poppler
    • その他いろいろなRuby-Gnome2モジュール(未検証)

svn upするかMacPortsWiki-JPのPrivatePortfile/rb-rabbitからどうぞ。

ruby-gnome2系は、ふつーに0.17.0だと0.17.0-rc1*より古いと判定されてしまうので、内部的には0.17.0.relというイレギュラーな形式のバージョン番号にしました。次回からはふつうにまんまの番号したいです。

さて、ついにRuby-Gnome2がリリースされた(パチパチ!)ので、すべてのモジュールを公式に持っていけるはず。 やることは、

  • gconfなど、今回更新したけど未検証のものの確認
  • まだ個別モジュールのportを作成していないものの用意
    • GtkMozeEmbed, GtkSourceView, Libgda, PanelApplet, VTE
    • GtkGLExtは、もしかしたら先送りするかも(先月トライして塩漬けちゅう)
  • 現在のrb-gnome portの再構成を公式に提案

あたりか。年内にはやっつけたいなあ。

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2008.09.06

第4回「詳解Objective-C 2.0」読書会は、9/15(敬老の日) 池袋で

いちおう告知。

  • 開催日:2008-09-15(休)
  • 時間:14:00 - 18:00(現地集合)
  • 会場:銀座ルノアール マイスペース 池袋西武横店 8号室

詳しくは第4回読書会のページを参照のこと。 前回、Chapter5の旧来のメモリ管理が終わったので、今回はChapter6のGCから。

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2008.09.03

マルチプロセスのCocoaアプリの構成を考える

さいきん発表されたGoogle Chromeの特長のひとつに、ブラウザのタブごとにプロセスを割り当ててアプリケーションぜんたいの安定性を向上させるというものがある。

ソースコードがなかなか落とせない(うちの回線は遅い)ので、その間にどのように複数プロセスのアプリを構成できるかを考えてみる。

実現することは

  • タブひとつずつを1プロセスとする
  • ユーザからは1つのアプリであるように見える

の2つかな。

コントロール用のアプリ(メニューだけ。Dock表示)とウェブブラウザ機能のアプリ(タブっぽくみえるブラウザウィンドウ。Dock非表示)に分けて実装する感じでいけそう。ウィンドウコントローラ使えないのがちょっと悲しいかな。後者だけにして協調して制御する方法もあるけど、たぶんコントロール用に別アプリを設けるほうがOSとのインターフェイスとして実装しやすいと思う。

Macではアプリケーションは通常ひとつしか起動しない。Classic Mac OSなんかではアプリケーションファイルを複製することで、複数の同一アプリを立ち上げることができた。 でも、どう考えてもタブの数だけアプリケーションファイル用意するとかアタマワルイよね。

Mac OS Xでは、NSApplicationではなくLaunch Servicesの機能によってアプリケーションがひとつだけ起動するように制御されているので、じつはContents/MacOS/YourAppを直接実行すれば複数起動できる。

(9/5 追記)答え合わせしようとコード読んでるんだけど、Mac版はまだアプリまで構成されてないっぽい。しょんぼり。

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2008.09.01

第22回 Cocoa勉強会 関西に行ってきた

大阪で行われたCocoa勉強会 関西に行ってきました。

当日の発表など

今回はゲストとして"荻原本"の荻原剛志さんが来てくれました。執筆の際に訳語で苦労したことなど、おもしろい話が聞けてラッキーでした。荻原さんいわく「知っていることは全て本に書いた」とのことなので、これからも気合い入れて読みましょう。

ほかにも

  • iPhoneをNintendo DS・PSPと比較した位置づけ、ゲームを移植するときに留意すべきこと
  • WebViewのJavaScriptからObjective-Cのメソッドを呼び出す方法
  • MeCabを使って日本語テキストスピーチを行う

なんかがおもしろかったです。

木村の発表「Precipitateに見る、外部リソースのSpotlight化」

自分も「Precipitateに見る、外部リソースのSpotlight化」という簡単な発表をしました。 Spotlightは、そのMacのローカルファイルをインデックス作成の対象としますが、ローカルファイルでないものを検索したいならどうするか、っていう話。Precipitateが採用している方法は単純で、検索用にローカルファイルをつくるというもの。

それはそれとして、Precipitateのmdimporterで使ってるプラグイン機構がなにやらあやしげでおもしろそうなので、あとで調べたい。

関東は来週の9/13(土)に市ケ谷でやります。自分はいけないけど。

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